暑い時期には大活躍する家庭用プールですが、消毒方法について気になっている方は多いはずです。
専用の消毒以外にも、市販のもので代用できないのか調べてみると、ピューラックスを使用している方が多いようです。
ピューラックスについて聞き馴染みのある方もいると思いますが、初めて聞いた方も当然いると思いますので、代用する場合の安全な方法について調べてみました。
そして家庭用プールをいくら消毒していても、何日かしたら水の交換を行う必要があります。
水は消毒したらどれくらい再利用できて、水の交換は何日くらいでした方が良いのか、目安も調査しましたので、安心に家庭用プールを使用する際の参考にしてみてください。
家庭用プール消毒でピューラックスを代用する方法！
家庭用プールの消毒は「ピューラックス」という商品で代用することができます。
ピューラックスは、主な成分が次亜塩素酸ナトリウムの消毒剤で、その殺菌効果の有効性や安全性から医療現場や食品を取り扱う店舗、福祉の現場などで幅広く使用されています。
ピューラックスは2種類あり、次亜塩素酸ナトリウムの濃度に違いがあります。
細菌やカビ菌だけでなくウイルスに対しても有効で、まな板などキッチン回り、トイレや浴室の水回りなど日常の消毒はもちろん、冬に流行りやすいノロウイルスの殺菌消毒剤としても活躍します。家庭にも1本あると重宝しますよ。
ピューラックスは通販などではもちろん、薬局などでも販売されています。
使い方と容量
家庭用プールの消毒の代用として、気軽に購入が可能なピューラックスですが、消毒剤として効果を発揮するためには、適切な濃度で使用することが重要です。
遊離残留塩素濃度は、０．４ mg/L 以上であること。また、１ ．０ mg/L 以下であることが
厚生労働省：遊泳用プールの衛生基準について
望ましいこと。
家庭用プールの消毒でピューラックスを代用する場合は、0.4mg/Lから1.0mg/Lに収まる濃度で使用する必要があります。
ピューラックスは2種類あるため、所持しているピューラックスによって使用する容量が変わってきます。ピューラックスが推奨している目安はコチラです。
| ピューラックスの種類 | 成分 | 使用する容量 |
| ピューラックス | 次亜塩素酸ナトリウム6% | 水量1000Lに対して約17mL |
| ピューラックス-10 | 次亜塩素酸ナトリウム10% | 水量1000Lに対して約10mL |
ご家庭のプールの容量によって、使用する容量や目安は変わってきますので、まずは家庭用プールの容量をしっかり確認しましょう。
注意事項は？
ピューラックスは安全な消毒剤ではありますが、家庭用プールの消毒として代用する場合は注意事項も理解しておきましょう。
まずは、残留する塩素濃度を測定できる環境を整えましょう。目安の使用量は、家庭用プールで使用する水質によっても異なります。
初めての方や自信がない方は、少しずつピューラックスを使用して、こまめに測りながら適切な容量を見極めるのが安全で有効です。
塩素濃度を計測できる機器があれば、水の付け足しにもすぐに対応でき、状況が変わっても常に安全な濃度を保つことができます。
他にも代用できるものはある？
家庭用プールの消毒は、ピューラックスだけではなく他の身近な商品でも代用できるものはあります。
小さなお子さんがいる家庭であれば、ミルトンを使用している方も多いと思いますが、ミルトンでも代用は可能です。
使用する容量は、安全な残留塩素濃度になるように、容量を守って使用し、必ず濃度を測定しましょう。
他にも次亜塩素酸ナトリウムが主成分の商品で、プール用の消毒がいくつも販売されています。代用する場合は家庭用プールの消毒に使用可能か、確認してからの購入がおすすめです。
ハイターは代用できる？
ご家庭だとピューラックスよりもキッチンハイターの方が身近だ、という方も多いと思いますが、ハイターでも代用は不可能ではないようです。
しかしキッチンハイターは成分が次亜塩素酸ナトリウムだけでなく、水酸化ナトリウムや界面活性剤なども入っています。
小さなお子さんが入る事を考えると、消毒に余分な成分が入っているのは少し心配になってしまいますし、家庭用プールの消毒という意味では、ピューラックスほど適していないようです。
家庭用プールの水は何日で交換する？
家庭用プールは庭やベランダなどで気軽に使用でき、目が届く場所なので海に比べても安全、熱さもしのげますし夏のおうち遊びとしては最高ですよね！
しかし気になるのは水道代！消毒は代用もしやすく比較的安価で買えますが、水はどのくらい再利用してもいいのか、何日くらいで交換する必要があるのか気になりますよね。
消毒している場合としていない場合では、水の再利用や交換の目安は大きく変わってきます。
消毒している場合の交換の目安
消毒している水であれば、数日間は利用できるようですが、厳密に何日間と決めることは難く、使用時間や人数、もともとの水質などでも変わってきます。
小さなプールで水が少ない場合は、どうしても汚れやすくなりますが、水の量が少なければ水道代も気にならないので、使うたびに水は変えたほうがよさそうです。
一方で、大きなプールで水を大量に使う場合には、水の入れ替えは水道代が心配ですよね。
こまめに塩素濃度を測定し、消毒できていることを確認する必要はありますが、この場合は数日間水を変えなくても問題ないようです。
10日前後は可能、という話も聞かれましたが、実際は3～4日で交換している方がほとんどで、数日間使用しない、週末だけ使う、という方はその都度入れ替えている方が多いようでした。
水の入れ替えの目安は日数だけでなく、水の色も重要です。透明だったものが濁ってきていると感じたら、速やかに交換することをおすすめします。
水の再利用はできる？
特に消毒していない、というご家庭もあるようです。お子さんがひとりで入っている、家族しか使用しない場合は消毒を使用していない、というケースもあります。
消毒をしていないご家庭の方は、使うたびにプールの水は捨てているというケースがほとんどでした。
消毒を使用していない場合は、水を捨てずに花の水やりや打ち水などに再利用している家庭が多く、これなら水も無駄になりませんね。
消毒を使用している場合にも、環境によっては、庭やポーチなど外の掃除や消毒には再利用も可能でしょう。※植物やペットには注意が必要です。
ご家庭の状況や使用頻度に合わせて、水を無駄にせずお得な使用方法を選択し、安全に家庭用プールを楽しめる環境を作りましょう。
まとめ
家庭用プールの消毒でピューラックスを代用する方法と、水は何日で交換するのか、目安についてもご紹介しました。
家庭用プールは小さなお子さんが使用するケースが多いため、安心安全に使用するためにも、身近なピューラックスを代用して消毒するのがおすすめです。
水の交換の目安が何日くらいなのか、水の再利用についても調べましたが、衛生面を気にしている方、水を無駄に使用しない工夫をしている方が多かったです。
安心して家庭用プールを使用できるよう、衛生面とコスト面の両面を考える必要があるようですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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